スポーツトレーニングの考え方

皆様こんにちは熊本市中央区九品寺のパーソナルジムT-Lab(ティーラボ)トレーナーの髙木です。

T-Labでは「どんなときも動ける身体へ」をコンセプトに、アスリートから運動初心者(ダイエット、ボディメイク)へのパーソナルトレーニング指導や、不調の改善(肩こり腰痛)キッズへの運動指導等の活動をさせて頂いております。

本日はT-Labで採用しているスポーツトレーニングの考え方についてお話していきます。
人間の脳はゲームのコマンドのように筋肉に直接指令を出しているわけでなく、動作に指令を出している。

なので筋肉ではなく動作を鍛えなければならないとわかっている以上、伝統的な1パターンを掘り下げる反復練習(1000本素振り)や、安直な筋力強化だけでスポーツパフォーマンスは向上しないということは、最早常識と言っていいのかもしれません。

ただ単に柔軟性を向上させたり、高重量のウエイトトレーニングで筋力が向上してもパフォーマンスには直結しないことに気付いている選手も多いはずです。ボクシングでいうとA君よりウエイトの強いB君の方がパンチに力がないなんてことはざらにあります。

勘違いして欲しくないのは筋力もパフォーマンスの大切な構成要素の一つで、大事なことはB君の強い筋力をボクシング競技に「転移」できていないと言うことです。

では「転移」させるにはどうするのか?それは、その競技で引き出したい動作(タスク)を、どのような状況(環境)でも引き出せるような身体(生体)作りを行う必要があります。ボクシングで例えると、練習で強くて速いパンチをサンドバッグに打てたとて、試合の環境はどうでしょうか?・相手も動くし打ってくる・グローブは薄く防具はない・心拍数・緊張・戦術etc

様々な環境でもタスクを実行できるパフォーマンスの遂行能力が必要となります。
その為のトレーニングが制約主導アプローチです。
引き出したい能力を向上させる為に「そうならざるおえない」ように制約をかけてトレーニングをしていきます。

ステップワークを強化したいので広い環境で実戦練習するなんて言うのもアプローチの一つになります。残念なことにトレーニング種目や競技パフォーマンスに当てはめた例を説明すると、ここでは説明しつくす事はできないのですが、このブログを読んだ方は、安直に身体を鍛えただけではスポーツパフォーマンスに繋がるとは言えないという事は理解できたと思います。

☆動画はアクアボールを使ったドリル、踏ん張らざるおえない状況でトレーニングしています。
ここに意図を持たせることも大切なポイントですね。