パフォーマンスの観点から初心者へのボクシングの練習を考える
こんにちは熊本市九品寺のパーソナルジムT-Labの髙木です
皆様はフロイドメイウェザーJr×朝倉未来のエキシビションマッチはご覧になられたでしょうか?
個人的には公式戦でないにしてもボクシングマッチが注目を受けて嬉しい限りです!ボクシングファンと格闘技ファンは仲良くしてほしいですが(笑)
実は私のバックボーンはボクシングでありまして15歳から5年程練習をしておりました、当時はWOWOWエキサイトマッチという番組を毎週見ておりましたので、週に2試合ほど世界タイトルマッチを見ていました。ただのボクシングオタクだったのかもしれません。
さてそんな私が初心者にボクシングを教えるなら、構えるとかパンチ云々の前に「寝かせます」
正確には評価をして条件に満たなければ床に「寝かせます」これは睡眠ではなく床に寝そべるまたは、四つ這い等で行うエクササイズの事で専門用語ではグラウンドエクササイズといいます。
ボクシングとは少々厄介なスポーツでして
①ステップを刻みながらパンチを打つという動作は、バイオメカニクス的に難しい
②ただでさえ難しい動作なのに対戦相手が殴ってくる
この2点がボクシングの難しい点だと思います。
通常ボクシングジムに入会すると①構え②ステップ③ジャブ………このように段階的に練習を進めていきます
昔は入門して2か月くらいはワンツーばかりなんてジムもありました←私は嫌いではありません
ボクシングを一度でも経験した方はわかると思いますが、構えると意外に窮屈で全身の筋肉が使われてやたらと疲れます。
これだけで筋肉痛になってしまうくらいです。ここだけ切り取るとボクサーの体力って凄いとなってしまうのですが原因は違うところにあります。
結論をいうと構えるという動作に対して統合できておらず、過度の筋緊張を起こしている状態がほとんどです。
ゴルフ初心者がスイングするとき異常に力んでしまうのも同じ原理です。
なので私がボクシングを教えるのであれば、過緊張の起きにくい仰臥位や四つ這いのエクササイズから指導していくと思います。
いきなり高度な動きではなく簡単な事から身体を動かしていくイメージです。
ちなみに過緊張を起こしている場合自分の筋力で自分の動きにブレーキをかけてしまう為、より疲れるし、速く強く動くことはできません
その代わり高度な構えを指導する前に、とりえず好きに全力でぶん殴る練習を取り入れます。
これは主観的に上手くいったいかなかったの感覚は初心者でも感じれるのと、ボクシング競技の楽しさを教えるためでもあります。
ボクシングはダイエットにも良いしスパークリングをしなければ怪我も少ない競技なのでお勧めですよ!
T-Labでは競技アスリートからシニア世代までパフォーマンスの原理原則に基づいたトレーニング指導を承っております