身体の異常や異変に気付くには?

こんにちは熊本市中央区九品寺のパーソナルトレーニングジムT-Labの髙木です
当ジムではアスリート専門のスポーツパフォーマンスアップトレーニング以外にも
ダイエットや健康目的の運動指導まで指導させて頂いております。

本日のコラムは専門家向けにはなってしまいますが、身体の異常や異変に気付く為の
原理原則のお話をさせて頂きます。

昨今は異常気象や犯罪者の異常心理など、「異常」という言葉は以前より使われることは多くなっていると思います。
SNSの普及により「異常」に見える映像や情報が世の中に多く出回るようになったので当然の事かと思います。
しかし、それらは本当に「異常」と言い切って良いものなのでしょうか?

この中には根拠のないフェイクも多く存在しており、フィットネスの話題でも多くの偽ダイエットや健康情報は出回っておることは、非常に悲しい事であります。

さて異常というものはそもそも何なのか?
これは人体であっても機械であっても、何なら地球環境の事であっても同じで
「正常」の範囲内から逸脱してしまっている現象の事を指します。
つまり正常ではない事を言うので、そもそも正常とは何かを知っておかなければ異常という評価をすることはできません。
一見異常に見える事でも判断材料のなければ、感想もしくは推測の範囲を脱することはできません。

正常を知る為の土台は学術的な根拠や蓄積されたデータです。
これらの確度の高い情報を駆使して、我々トレーナーやセラピストはお客様の身体を良い方向に導いていく必要があります。
トップ画像に「骨格筋の形と触察法」という本を載せております。
これも一見医師や理学療法士にのみ必要な内容に見えますが、あくまで解剖学的な土台があった上で
トレーナーにとっても異常を探る為の根拠となる学問だと考えております。