運動の常識!?Joint by Joint Theoryって?

こんにちは熊本市九品寺のパーソナルジムT-Labの髙木です。
当ジムはパーソナルトレーニングジム兼パフォーマンスセンターである為、一般の方以外にもアスリートや痛みをお持ちの方にもご利用いただいております。様々なクライアント様に対応するために私が大事にしている理論である。

Joint by Joint Theory(ジョイントバイジョイント理論)についてお話させて頂きます。
この理論はアメリカの理学療法士であるGrey CookとストレングスコーチであるMichael Boyleによって考案されたもので
人体の関節の役割をモビリティ関節(可動性の必要な関節)と、スタビリティ関節(安定性の必要な関節)に分けて考える理論です。
我々の動作は、どこか可動しているときにどこか安定していなければ、大きな意味であるべき動きを表現することはできません。

腰痛を例えに出すとモビリティ関節である胸椎の可動性が乏しい場合、胸椎が動かない事を誤魔化す為、スタビリティ関節である腰椎を可動させてしまいます。本来スタビリティ関節である腰椎は大きく可動するような構造ではないため、負担がかかり腰痛の原因なることがあります。この「誤魔化しの運動」の事を専門用語で代償運動と呼びます。

人間の脳は筋肉に命令を出すのでは動作に対して命令を出すため、根本にある関節自体が正しく役割をまっとうできないと誤魔化して動作を表現してしまいます。そこに怪我のリスクもあるわけです。
聞いていると「アスリート」や「リハビリ」の方にのみ必要なのでは?と考える方もいるかもしれません。

答えはNOです

ダイエットやボディメイクの方にも必要な理論です。なぜならばモビリティ関節スタビリティ関節どちらにエラーが出ても正常なトレーニングはできません、筋トレを行っても何故だかこの種目は効かないなど感じたことはないでしょうか?
また、骨格を上手くコントロールできない場合、日常生活を送るだけでも筋肉はアンバランスに活動し、何故か弛んでしまう部位やコリを感じる部分なども出てきます。
効率よくトレーニングを行いたい方にこそ重要な理論ですね。