食べず運動をせず痩せるリスク

皆様こんにちは熊本市中央区のパーソナルトレーニングジムT-Labの髙木です。

本日は実際の学術的論文を参考に、食べず運動せずに痩せるリスクに関して考えていこうと思います。

結論から申しますと、ただ摂取カロリーを抑えるだけのダイエットを続けると
将来的に、中年以降での肥満症、2型糖尿病、骨粗鬆症や筋肉量減少からの寝たきりなどのリスクが高まります。
そして20代女性の摂食障害は全体の3%にも上ります。

女性を対象とした研究では痩せ願望のある普通体重者BMI20.8程度(92%が痩せたいと回答)と低体重者BMI17.6程度の方の一日の総摂取カロリーは双方1500㎉程度であり
PFCバランスはタンパク質13%、脂質26%、炭水化物61%
※女子大生の痩せ願望と栄養摂取状況の検討
名古屋学芸大学健康栄養研究所年報第12号2020年

これを見て私が思ったのは
BMI20.8(普通体重の中でも痩せているくらいの方)の痩せ願望が92%というより
92%の方が「シルエットを整えたい」のに「筋量」が少ないということです。

恐らくこの92%の方がこの食事をして希望体重まで痩せることができたのしても
美しいシルエットにはなりません。
それは、ただただ筋肉が減少し衰弱しただけである為です。
そしてBMI20.8でも美しいシルエットの方はいます。

適切な運動を行っていない事は当たり前のことですが
PFCバランス的にも1500㎉しか摂っていないのにタンパク質の割合が低すぎます
これでは筋肉は減少し、痩せてシルエットを整えることはできません。

美しいシルエットを作り上げるのであれば、適切な運動と睡眠は大前提の上で
PFCもタンパク質40%、脂質20%、炭水化物40%で摂取カロリーを制限しすぎない事が重要です
(制限しすぎると体脂肪と同量の筋肉量が落ちてしまう為)

ダイエットやトレーニングはそんなに難しいものには見えませんが
原理原則を守らないと良い結果にはなりません。

最低限のリテラシーは大切ですね。